一昨日ご納品させていただいたお品。

タイの伝統的なお守りであるプラクルアンの彫師さんに、彫りを入れてもらった地金リングでした。

お石をフクリン留めして同様の彫りを入れる【Talisman】というセミオーダーリングをご紹介することが多かったですが、幅が広いと文様ががよく見えますね。

5mm幅は3種類の文様からお選びいただけます。

3mm幅もございます。

彫りはタイの伝統文様であるカンナーク文様。

「炎」「葉」「蔦」が一体化したような曲線で、タイ独自に発展した文様です。

いくつか代表的なパターンがあり、寺院装飾、王宮装飾、布、漆工芸、宝飾などあらゆる領域で使われています。

写真2枚目は菱紋の中に花。

幸福や調和の象徴です。

写真3枚目は細密な唐草模様(王宮タイプ)。

豊穣や繁栄を願います。

写真4枚目は蔦と炎で、情熱や熱意を表します。

今回のお客様が選ばれたのは、写真3枚目の文様。

今は着けなくなった結婚指輪の代わりに、着けっぱなしにできるリングをご希望でした。

地金はSV925、K10、K18で承ります。

以前にご依頼いただいたお客様のK18リングの写真も載せておきますね。

地金リングは重ね着けにもよいですよね😊