お知らせ
2026 / 10 / 03 16:34
大正リングの石替え
今ではほとんど作られていない、千本透かしの意匠を凝らした大正時代のプラチナリング。
もともとは、蜘蛛の形に彫られた翡翠が留められていました。
ひいおじいさまがひいおばあさまに贈られ、
その後、おばあさまも愛用されて。
そして今、お客様のもとへ。
大正時代に、ミャンマーから中国を経て日本へ渡ってきたであろう翡翠。
ひいおじいさまが奥様のために、縁起のよい蜘蛛の翡翠を選び、お仕立てされたこと。
そして、100年以上前のリングが、代々受け継がれてきたこと。
心ときめくお話です。
その翡翠で【Talisman】リングを作らせていただいたことは、以前の投稿でご紹介しています。
よろしければ、遡ってご覧くださいませ。
さて、翡翠を外したリングには、かなりの歪みと変色がありました。
けれど、この意匠を潰してしまうのはあまりにももったいない。
そこで、リングの枠はそのままに、違うお石で新たなリングとして生まれ変わらせることをご提案しました。
石を外したリングに、あれこれと石を載せてみたところ、
裏彫りのグリーンアメジストが、サイズも雰囲気もぴったり。
花模様の奥に、千本透かしも美しく見えるようになりました。
アームの歪みを整え、磨き直し、
再びいきいきと輝くリングに。
100年前のリングが、
これから先もまた愛用されていく。
なんともうれしいことです☺️
ご親族の大切な物語の一端に携わらせていただき、
ありがとうございました🙏



